シトロエンは3月27日、新型SUVクーペの『バサルト・ビジョン』(Citroen Basalt Vision)の最初のイメージを公開した。2024年内に南米市場での販売開始が予定されている、若者やファミリー向けの5ドアハッチバックだ。
◆「C-Cubed」プロジェクト
新型車は、クーペの流麗さとSUVの頑丈さとを融合させたデザインコンセプトを持ち、ファミリーカーとしての快適さとバランスを備えている。南米で開発され、地元での生産が強化されることで、シトロエンの国際的な成長を支えると期待される。『C3』や『エアクロス』とともに、「C-Cubed」プロジェクトの一環として、個性的なデザインを共通のプラットフォームから展開している。
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シトロエンのグローバルCEOであるティエリー・コスカス氏は、「シトロエンのチームは、このSUVクーペのビジョンを、今後数か月で市場に届けるため努力している。現地で開発・生産されるこの車は、多くの顧客を惹きつけ、主要市場でシトロエンの地位を強化するだろう」と述べている。
◆たくましさとエレガンスを融合
バサルト・ビジョンのエクステリアデザインは、SUVとしてのモダンさ、頑丈さ、安全性を表現し、力強く筋肉質だ。大きなロードクリアランス、高いフード、垂直のフロントエンド、張り出したフェンダー、そして幾何学的形状のホイールアーチトリムなどにより、存在感を放つ。クーペのようなリアエンドは、流れるようなダイナミズムがあり、エネルギッシュな印象を演出した。結果として、たくましさとエレガンスを融合したデザインで、安定したプロポーションを持ち、優れた空力特性を連想させるシルエットとなった。
バサルト=玄武岩という名前は、車両の耐久性と信頼性を示唆するネーミングだ。高い地上高は乗り降りが楽で、広々とした室内空間と大容量のトランクルームを備える。さらに、頑丈さを強調するスタイルと視覚的要素が、困難な運転条件にも対応できる安心感を乗員に与える。
バサルト・ビジョンは、アジアや南米などシトロエンが戦略的地域で成長するために展開されているC-Cubedプログラムの、新型C3やエアクロスに続く第3のモデルだ。3車種はすべて、アジアや南米市場むけに開発された同一のプラットフォームをベースにしており、このアーキテクチャのモジュール性と効率を示している。
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みんなのコメント
現行のC3シリーズのようなソフトなスタイルとはうって変わって、
グっとシャープな印象です。
フランスでは昨年あたりからお尻周りをヘンにハリボテした
覆面テストカーが目撃されていたようですが、コレだったんですね。
南米のほかアジア地域向けに開発された車両ということで、
スタイルのよく似たインドのタタ・Curvvあたりとガチンコ勝負の
ようですが、いずれ日本にも上陸するのかもしれません。